この底知れぬ愛に惜しみない拍手!世界の賞をさらった感動の名作!「ねむの木の詩が聞こえる」は、自閉症・脳性麻痺・言語なしの子どもの姿を通して、教育とは、友情とは、愛とはなにかを問いかけながら、美しい画面で学園の日常生活を綴った映画詩である。1977年7月に岩波ホールで公開されるや5ヶ月にわたる大ヒットとなり、1978年夏には東京都内で9週間のアンコール・ロードショーが行われるという異例のロングランになった。
「物言えぬ生徒に口移しで言葉を何回となく発生させるシーンがあった。これもシーンというよりも実景だった。口からツバキがとび口からよだれがたれた。あの実景を見たとき涙があふれた。にもよもなく打ち込んだ体当たりの教え方に涙があふれた。(淀川長治/映画パンフレットより抜粋)