力もないのに、あれも、これもとやりすぎます。あせりすぎます。無理の上に無理をしてしまいます。そして、喜んだり、悲しんだり、苦しんだり、もう少しのんびりした方がいいと、思います。でも、一人でこつこつは、時間がかかり、今ごろ、あれもこれも、と思うのです。待っていられないのです。時間が無いと感じます。もう少し気がついたことを、やりたい。いろんなことを、書き残したい。それでも写真集は、出すのはいやだと思いました。特に私の写真は、いやだと思いました。でもだんだん心が動きました。二十年だもの、一つのくぎりだもの、そう思いました。そして、こんな本が出来ました。後悔しているようで、とてもうれしいです。たくさんの写真をとって下さった芸術家の皆さま、ありがとうございます。大きな洋服ダンスに五つありました。お一人おひとりのお名前をここに書き出し、お礼を申し上げなくてはなりませんのに、すみません。ほんとうにありがとうございました。宮城まり子